1. 卒業に向けての準備

米国の大学では、履修条件となっている科目を全て修了すれば自動的に卒業が認められるのではなく、正式に卒業が認可される為にいくつかの手続きを踏まなければなりません。大学によって手続きが異なるので各自確認し、手続き不備で「卒業できない」という事態を招かないように細心の注意を払っていきましょう。

卒業単位の確認

学期毎に、大学の担当アドバイザーに会い、卒業までに何単位必要か、卒業条件は満たしているかを確認してください。過去にたった1単位足りなかった為に卒業できなかったケースもあるので、履修計画は入念に行ってください。

必要書類の提出

大学に正式に卒業を認可される(学位を授与される)為には、所定の書類を提出しなければなりません。大学により名称は異なりますが、Graduation Packet、Graduation Application Form、 Graduation Clearance Formといった書類を提出書類を提出します。 提出期限は、卒業する学期の2学期前、1学期前、または同じ学期の決められた期日と、大学によって異なるので注意しましょう。 また、以下のように大学によっては提出方法に規定がある場合がありますので、早めに各自確認するようにしましょう。

提出方法、手続きの例

  • オンラインで提出する
  • アドバイザーのサインが求められる
  • Official Transcriptを添付して提出する
  • 費用がかかる…等

提出期限を過ぎたら受理してくれない場合もあるので、早めに手続きは済ませましょう。

Preliminary Graduation Approval/Denial

必要書類を提出した後、卒業単位、条件をきちんと満たしている場合は、「Graduation Approval」、満たしていない場合は「Graduation Denial」の通知が大学から届きます。(最終的に卒業が正式に認められるのは、最終成績が出てから)
しばらくしても通知が来ない場合は、大学のアドバイザーまたはRegistrar’s Office、もしくはAdmission Officeに連絡し、提出書類に不備がないかを確認してください。「Graduation Denial」だった場合、なぜ不可だったのかを大学のアドバイザーに確認してください。

NCNへの報告

卒業が認められた、認められなかった旨を必ずNCNアドバイザーに連絡してください。また、卒業前には必ず「進路届」を提出してください。

Diploma の入手

「Graduation Approval」を得て、最終成績に問題がなければ、正式に卒業が認められます。卒業してから間もなくDiploma (学位証書)が発行されます。発行時に既に日本帰国している場合は、証書の郵送先を日本の住所に指定しておくようにしましょう。

2. 退寮、アパートの引っ越し手続き

以下の点を確認しましょう。

  • 掃除を入念に行い、入居前の状態に戻すこと。
  • RAやアパート管理人に部屋の確認(Final Inspection)を行ってもらい、破損物、紛失物等がないか、最終確認してもらうこと。
  • 部屋内に破損物品や汚れがあった場合、弁償金を払う必要があるかどうか確認すること。ない場合は後で問題にならないように、それを証明するサインをもらうこと。
  • 部屋の鍵を返すことを忘れずに。
  • チェックアウトしたことを証明するフォームにサインをすること。
  • アパート退出の場合、デポジットがいつ、どのような方法で返金されるかを確認すること。